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認知症の母と息子・・・その後

同居している認知症の母・・・常に家の中をさまよっています。

リビングに来ては、そこにある物をどうにかしたい母。
当然、息子のものを触ります。

息子のものはいろいろ。
持ち出してきては放置するので、触られて当然です。

母はそれをどこかに移動させたり、自分の部屋にもっていってしまったり・・・
紙類などは破ってしまったことも・・・

以前は、嫌そうな表情を見せながらも、諦めていた息子。
しかし、このところ、ちょっと険悪なムードになることが増えていました。

触られるのが嫌なら自分の部屋に物を移動させればいいことですが、
どうも息子はそれができないようです。

「触らないで」という息子の言葉に、以前は文句を言いながらも、
その場から去って行った母でしたが、最近では、息子の言葉に反発して
罵声を浴びせます。(認知症の症状の悪化です)
息子は受け流すことができず、キレてしまうこともしばしば。

そんな一触即発の状態に不安を感じていました。

そういう態度はいけない。こういう態度で接してほしい・・・
そう言葉にして息子に伝える前に、まずは親が行動で示していけばいいこと。
でも、そう思おうとすると、辛くなってしまう私もいました。

私自身、感情をコントロールするのが精一杯でした。


そんなある日・・・

その日も、レゴの小箱に折れたお線香が何本も入っているのを見てキレた息子。
いきなりキレることはそうないのですが、その時は虫の居所が悪かった?

次の瞬間、母のいる和室に向かい、寝ている母の掛け布団をはぎ取った。

「止めなさい!」と一喝すると、今度は私に向かってくる。

「だったら金をくれ」
「どうして、お金?」
「そうしないと腹の虫が収まらない!」

今後は私のバッグに手を伸ばし、私の財布に手をかけようとする。
私と息子とでバッグの取りあいになる。

そんな息子に悲しくなり・・・
ここ最近の息子に対する想いも溢れ・・・

「・・・おばあちゃん、病気なんだよ。何もわからないんだよ。
わかろうとすることもできないの。おばあちゃんにこうしてほしいって
お願いしたって、おばあちゃんはできないの。おばあちゃん、かわいそう・・・」

涙が溢れてくる。

母は母で息子の態度に激怒して「こんな家、出て行く」と玄関で興奮している。

そんな母にも悲しくなり・・・

私は涙がとまらなくなりました。

息子の前で泣いたのは2年ぶり。
不登校の時以来・・・

不登校の時もそうでしたが、親の涙をみると、息子は怒りを強めるようです。
自分が責められているように感じるのでしょうか・・・

引き下がるもんかと、いろいろ言ってきます。

どうにかお金は諦めました。しかし・・・

「じゃあ、お金のかわりに今日のおやつをただにして」
(スナック菓子類は1日100円分だけ食べていいことになっています)

「・・・じゃあ、いいよ」
××× お金を諦めたことで気が緩み、まったく訳分からない返事をしてしまう)

「でも、お菓子が欲しい時に、また同じようなことするのは許されないからね」
× これを言うなら最初からダメって言えばいいこと)

「・・・やっぱりいい。お菓子が食べたいわけじゃない」(結果オーライ?)

「じゃあ、この怒りをおさめるにはどうしたらいい?お母さん、考えて」

「お母さんが考えるの?」

「・・・」

「自分の物、触られたら嫌だよね。○○(息子)の気持ちはわかるよ。
お母さんだって嫌だもの。お母さんだっておばあちゃんに腹が立つことあるよね。
だから、○○に偉そうなことを言う資格なんかないの。それはわかっている。
でもさ。おばあちゃんはもう家族しか頼る人いないんだよ。○○にあんなことされて
おばあちゃん、悲しんでいるよ。おばちゃんにもっと優しくしてあげてほしい・・・」

またまた泣けてくる。


息子は何も言わず、そのまま台所に寝そべり、しばらく伏せていました。

私は、その横にしゃがみ込み、涙と鼻水まみれ。

15分くらい2人ともそのまま動かず・・・そして沈黙。


そして、息子が立ちあがる。

「もう寝るわ。明日○時に家をでるから」と自分の部屋に入っていきました。
口調は穏やかになり、いつもの息子に戻ったようでした。


翌日の夜・・・

「お母さん、やっぱり俺、おばあちゃんのことどうすることもできない。
おばあちゃんのことは、お母さんに任せるよ」と、息子から言ってきました。

どうすることもできない・・・

息子なりにどうしたらいいだろう・・・と考えていたのでしょう。

「いいよ」って私は言いました。



それから10日以上経ちました。

母は相変わらずですが、それ以来、息子がキレることはなくなりました。


あの時、私はただ自分の感情を押しつけただけだったような気もします。

でも、少しは響いてくれたのかな・・・





過去記事→認知症の母と息子

母の介護日記→おばあちゃん、どこ行くの?



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テーマ : 不登校
ジャンル : 学校・教育

コメント

No Title

ティカさん、私も泣けてきた・・。
もう一つのブログも読んだよ。切ないね。
ティカさん事も心配だよ。
大変だったね。精一杯やって、その時の思いをぶつけることで、息子くんには伝わった。そう思う。
息子くんだって、わかっているんだよね
でも、やっぱりイライラする・・
同じく親だってイライラする・・もう感情のコントロールできないときだってあるもの。
ティカさんの日々の奮闘を見ている息子くんに何かしっかり響いて、そして感じてくれたんだね。
ティカさん、とっても頑張っている、頭が下がります。
気温が下がってきたから、ティカさんも体調気を付けてね

No Title

うん。私もjumaさんと同じ。一人で我慢しているのは辛すぎるよ。私もこの前は子どもたちの前で泣いてしまったけれど、それで良かったと思う。次男は再び同じ状況になりそうになったときに、長男と妹を止めにかかったし、日頃は手伝いをしない長男が、夕飯のお箸並べとか、手伝ってくれたからね。
自分たちの行動が母親を悲しませたというのは感じとってくれたのだと思う。
私は「このうちで、家族みんなで共同生活をしているのだから、お互い最低限のルールを守って思いやりを持ちあって暮らしたい」ということを子どもたちには伝えています。
「お母さん」も一人の人間であるし、辛いこと、悲しいこともやっぱりあるし。いろんな考え方があるとは思うけれど、私は無理して「いつも家族の太陽」でいなくてもいいんじゃないかな…って思います。体調の悪いとき、落ち込んだときもあるし、支え合うのも家族だと思うし。(長男に、時々愚痴ってしまうこともある私なので、頼りすぎないようにしなくてはならないけれど。)母親の「素」の部分も見ながら成長していくところも子どもはあるんじゃないかな。私自身、母が姉のことで泣いているのを見て、「私は大丈夫だから。お姉ちゃんみたくはならないから!」って小学生ながらに決意しました。(あ。姉もそれなりの社会人になり、今はふつうに暮らしていますけれどもね。)
息子君のイライラ感は理解できる。でも、息子君は息子くんなりにティカさんの辛さや苦しみをわかってくれたのだと思うよ。お母様に対して、怒りをぶつけてしまうときがあっても、それ以上に頑張ってお世話しているティカさんの姿をご主人以上に眼と心に焼き付けている息子君なのではないでしょうか。

うちは、次男が日・月と熱発。今日は娘が熱で欠席です。
ティカ家もきをつけてねv-22

No Title

家庭での、介護の経験のない私には、ティカさんの頑張りを想像して、応援することしかできません。
それでも、ティカさんの、心のままの言葉が息子さんに届かないわけはないと感じています。

『感情の押しつけ』ではないですよ。
心の底からの気持ちは、お母様と息子さんに本気で向き合っている証拠だと思います。

家庭の問題は、どのご家庭でもあるのだと思いますが、目をそらさずに向き合うことが、解決の一歩なのかなと最近感じしています。
ティカさんの頑張りは、すごいです。
応援してますよ~

No Title

ティカさん、毎日毎日とても頑張っているなあと思いながらこちらのブログと介護のブログを読ませていただきました。
毎日ティカさんとおばあちゃんを見ている息子さんだからティカさんの気持ちもわかってくれると思います。
私も感情の押し付けではないと思います。
お母さんだって人間だもの、完璧じゃないもの、弱いところもあるもの。
息子さんもわかっているけどどうしようもない感情があって消化できず、ぶつける先がなかったのかも。。。
かのんさんがおっしゃってるように息子さんは息子さんなりにティカさんの辛さや苦しみをわかってくれてる、頑張ってお世話しているティカさんの姿眼と心に焼き付けていると思いますよ。

急に寒くなってきましたね。ティカさんも体調に気をつけてね。

jumaさんへ

jumaさん、ありがとう

> ティカさん、私も泣けてきた・・。

jumaさんの最初のこの1行で泣いてしまった私ですe-445
その後の皆さんのコメントにも、メロメロ。こんなに涙腺が緩むということは、やっぱり私、一杯、一杯だったのかな~とも感じたのでした。いつも母のことも心配してくれて、ほんとにありがとね。

実は、この事があった翌日に上野先生とお話しています。別件での電話で、この件のことは先生にはお話していないのですが、もっと悩んでいた別件のことで、先生に元気づけていただき、結構、立ち直っていた私です。だから、この記事のことはもう大丈夫ですe-461

> ティカさんの日々の奮闘を見ている息子くんに何かしっかり響いて、そして感じてくれたんだね。

ほんと、そうだったらいいなと思います。わかろうとする気持ちはあれど・・・やはり嫌な気持ちが先に立ってしまうのだろうね。何かを感じてくれたのなら、それだけでいいかなと思います。

かのんさんへ

かのんさん、ありがとう。

> うん。私もjumaさんと同じ。一人で我慢しているのは辛すぎるよ。

ありがとう。でも、ここに書いて、コメント入れていただくと、ひとりじゃないって思えます。ありがたいですe-259

かのんさんも、お子ちゃま達の前で泣いてしまったのね。でも、お子ちゃま達、かのんさんが泣くほどの心境になったということ感じとってくれ、お手伝いとか気づかいも見せてくれたんですね。普段は泣かない親が泣くなんて、きっと、子どもにとっては、ショックなことだろうし、それだからこそ何かを感じてくれるんですね。

> 「お母さん」も一人の人間であるし、辛いこと、悲しいこともやっぱりあるし。いろんな考え方があるとは思うけれど、私は無理して「いつも家族の太陽」でいなくてもいいんじゃないかな…って思います。体調の悪いとき、落ち込んだときもあるし、支え合うのも家族だと思うし。

私って結構、いろんなこと我慢できちゃうタイプだし(そうため込むタイプではないのだけど)息子に感情でぶつかったことはあまりないのです。でも、母も生身の人間ですものね。ぶつかって素の部分を見せつけることも必要かもしれませんね。そうすれば息子もそうやっていいんだって学ぶかもしれないしね。
かのんさんの小学校時代に、ご自分のお母様の涙で感じたようにね。

そういえば、私は幼い頃、母の涙を見たことがないのです。だから、子どもの前で涙を流すことに抵抗があったのかなとも思います。感情をぶつけることも必要かなと今回のことで感じました。思いをぶつけて、相手を理解して、家族で支え合っていきたいですね。そんな家族を目指しますねv-217

かのん家、熱風邪?大丈夫ですか?かのんさんも気をつけてね。

ちゃろさんへ

ちゃろさん、ありがとう。

> 『感情の押しつけ』ではないですよ。
> 心の底からの気持ちは、お母様と息子さんに本気で向き合っている証拠だと思います。
>
ありがとう。そうかもしれないなと思えました。対応的には一部、記事にも載せてありますが、まずい対応もありました。ほとんどが、感情のまま喋ってしまったのですが、それでも本気で向き合っているのだと息子が感じてくれれば何か伝わってくれるのだと思います。

あれ以来、息子は気持ちを抑えているようで、母とのトラブルがなくなり、それでよかったなと思い、記事にもしたのですが、今日になり、またひと悶着ありましたe-443私が制止したら、息子が泣くという結末。やっぱりなかなか難しいようです。でも、大人でも難しいことでもあるので、それは仕方のないことです。記事で、息子の気持ちを共感してあげた時に、それまで攻撃的だった息子の態度が急にかわり、落ち着いたんです。息子だって、きっとわかっているんですね。共感してあげる大切さも改めて感じた私です。

みかんさんへ

みかんさん、ありがとう。

介護の日記のほうも読んでくれたんですね。すみません。そういえば、なんだか記事の内容が凄い時でしたけど、いつもはあそこまでじゃないですのでe-330

> 息子さんもわかっているけどどうしようもない感情があって消化できず、ぶつける先がなかったのかも。。。

そうですね。ぶつける先が私しかいないんですね。主人はもう寝ていたし・・(いつも肝心な時に寝ている主人)多分、息子は自分でもわけわからないこと言っていると思っていたかもしれないですね。そんな時に、そういう態度はいけないと言われたら反発しますよね。実は、主人も母のことでは参っていて、うつ病になったかもと病院へ行ったことがあるのです。うつではなかったですけどね。そういうことも息子は感じているので、やはり母のことは重く感じているようです。だから、息子の感情をうまく吐き出してあげることも必要だなと感じています。

母とのトラブルがあっても、私が少し留守する時に母をみてくれるのは息子なんです。(主人はお手上げ)私がお風呂に入っている時に「おばあちゃん出たがっているよ」とか報告に来てくれたり・・・なんだかんだといって気にもしてくれているので、そんなところは息子に感謝です。私が母の介護している姿から自然と身についてくれたことかなと思いますe-420
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プロフィール

ティカ

Author:ティカ
小学5年生の時、不登校だった息子を学校に戻していただきました。復学しただけで不登校が解決するわけではありません。継続登校中の息子を支えるために親としての勉強を続けています。

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