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登校刺激について

2年前の3月26日、息子への登校刺激が行われた日です。

翌月4月に息子は復学をはたしました。
この日がなかったら息子は今どうなっていたでしょう?
彷徨っていた息子がしっかり前を向いて歩きだした日です。

この登校刺激の日のことを私は自身が参加しているmixiのコミュニティ
『不登校~復学を目指す~閲覧』 の中で書いています。

まずはそれを読んでいただければなと思います。
(一部訂正してあります)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「登校刺激について」

息子は学校に行けなくなった時、しばらくは毎日、翌日の準備をして寝ていました。
しかし、朝になると行けなくなります。
それを繰り返すうちに、準備をしなくなり、学校に行きたいと言わなくなり、
そのうち「もう学校には行かない」と宣言するようになっていました。

もう動く気配がなくなった息子をみて、復学支援機関に支援をお願いしました。
そして約3ヵ月間「家族療法」を学び、息子の問題があった性格
(我儘、柔軟性のなさ・・・)を、学校という社会の中で順応できるレベルまで
改善していきました。

そして「登校刺激」の日を迎えます。

私はその日まで、息子の気持ちを掴めずにいました。
今、学校をどう思っているのか?行きたいと思っているのか?
それとも行きたくないのか?
まったくわからなかったのです。
それだけに「登校刺激」で学校へ行く意志を見せなかったら・・・
という不安で一杯だったのを覚えています。

「本当は学校に行きたかった。でも、休んでいるうちに行けなくなってしまった。
自分でどうしたらいいのかわからなくなってしまった」

息子はそう言ったそうです。

「学校へは行かない!」なんて嘘でした。

学校に行く希望を失い、諦め、「行きたい」という気持ちを自分の中に封印し、
そう強がらなければ自分を支えられなかったのかもしれません。
息子がこんな悲しい嘘をつかなければならなかったなんて・・・
胸が締め付けられるようでした。

もし、息子の言葉を素直に信じて、学校を諦めてしまっていたとしたら・・・
それを思うと今でもたまらない気持になります。
そうなる前に息子の本当の気持ちに気づいてあげることができ、
救ってあげることができてよかったと心から思っています。

息子はその日から変わりました。

●昼夜逆転が直り、規則正しい生活を心がけるようになりました。
●オンラインゲームをやめました。
●不登校中まったく勉強をしていませんでしたが、その日から登校日まで、勉強をしました。
●伸びきった髪の毛を切ってほしいと言ってきました。

全部、息子の意思でそうしたのです。
こうしろと命令されたことなどは一つもありません。
ただ、登校するという光を見せていただいただけで、これほど変われたのです。

「登校刺激」では、登校の意志を確認するだけでなく、息子の至らない点、
改善すべき点なども指摘し、厳しく律してもいただきました。
息子にとっては、先生は怖い存在のようです。

しかし、復学して数カ月した頃、息子が「あの人に会ってみたい」と言いだしました。
登校刺激をしてくれた支援の先生のことです。
自分に真剣に向かい、体当たりで諭してくれたこと。
深い愛情があっての厳しい言葉であったことを息子はちゃんと感じとっていたようです。

学校へ行く意志を見せてからは、日増しに表情がよくなっていくのがわかりました。
毎日、登校までのスケジュール表を眺め、訪問の先生と学校へ行く準備をするのも
本当に楽しそうでした。

「こんなにも息子は学校へ行きたかったんだ」

「学校へ行きたい」という言葉は、決して言わされた言葉ではなく、
息子の心の言葉だったのだと、私は確信しました。

復学の日、学校から帰ってきて、ランドセルを玄関に放り投げ、
「外に出れて嬉しい!」と笑顔一杯で友達の家へ飛んで行った息子の姿を、
今も忘れることはできません。

学校の中の息子・・・それは息子の本来の姿でした。

息子は今も、元気で学校へ行っています。
私は私で、息子の継続登校を見守りながら、自分自身の生活も楽しんでいます。

「登校刺激」は子どもに「学校へ行けるんだよ」
という希望の光を見せてあげることなのだと思います。
あの「登校刺激」により、息子は、自分の向かうべき方向を見いだし、
自分の足で歩き始めました。
そして今もその道を歩いています。

学校を諦めなくてよかった。
息子の本当の気持ちを引き出してあげることができてよかった。

なによりも息子の笑顔がそれを物語っています。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


このコミュニティでは「登校刺激について」や「復学を選択した体験談」など
復学の体験を中心に書いています。

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テーマ : 不登校
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Author:ティカ
小学5年生の時、不登校だった息子を学校に戻していただきました。復学しただけで不登校が解決するわけではありません。継続登校中の息子を支えるために親としての勉強を続けています。

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